今井信子が日本芸術院の会員候補に選出されました

　この度、弊社所属のヴィオラ奏者今井信子（いまいのぶこ）が本年度の日本芸術院新会員候補に選出されました。
　日本芸術院は、芸術上の功績顕著な芸術家を優遇するための栄誉機関で、今回の選出にあたっては下記の推薦理由が挙げられています。

　「今井信子氏のこれ迄の業績は大変幅広く、卓越したもので、彼女の活動は全世界に及んでいる。ヴィオラという楽器の認知度を高めただけでなく、国際的な評価を得られ皆から尊敬されている。しかも一人の女性音楽家として独自の道を切り拓いてきたバイタリティーは驚嘆に値する。秀でたヴィオラ奏者としての国際的な演奏活動は、独奏のみならず室内楽の分野でも素晴らしいものがある。そして教育活動！何と多くの優秀なお弟子さん達を育て上げられたことだろう。これ程の方が我が国から生まれたことに大きな誇りを感じる。 」

　世界に羽ばたいた日本人演奏家のパイオニアのひとりとして、ヴィオラを手に道なき道を歩んできた今井信子。最近では80歳を記念する演奏会がアムステルダム、マドリード、東京、台南など各地で開催されたほか、新作の初演、世界中から受講者を募る15分だけのオンライン・レッスンAppetizer Sessionsのラウンチ、コーチングとレッスンを組み合わせた新たなマスタークラスの創設など常にヴィオラの未来を見つめた意欲的な活動を続けています。
　今後も今井信子の活動にご注目ください。