コハーン
KOHÁN
クラリネット
CLARINET
ハンガリー出身のクラリネット奏者コハーンは、国際的管楽器ソリストの中での注目される奏者の一人である。
日本におけるキャリアは、リスト音楽院卒業後の2013年 東京音楽コンクールで第1位と聴衆賞を受賞したことから始まり、これまでに15のコンクールで25の賞を受賞。さらにハンガリー芸術賞、青山音楽賞を受賞した。
ソリストとして、アメリカ、中国、フランス、ドイツ、イタリアなどで、ラデク・バボラーク、ヴィキングル・オラフソン、神尾真由子、工藤重典、渡辺玲子、中嶋彰子、萩原麻未、成田達輝、上野通明、郷古廉、クリストフ・バラーティ、イシュトヴァーン・ヴァルダイ、ニルス・モンケマイヤーなどのアーティストと共演。 指揮は原田慶太楼、澤和樹、田中祐子、大井剛史、海老原光、円光寺雅彦、現田茂夫、梅田俊明、飯森泰次郎、カールマン・ベルケシュ、アントニオ・メンデスと共演している。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の大河紀行のソロ演奏を担当。
2016年から2023年まで東京音楽大学、2023年からは洗足学園音楽大学講師として指導を行っている他、「コハーン・メソッド」という自身の指導方法を確立し、若手音楽家のサポートに情熱を注いでいる。また、ハンガリー音楽とクレズマー音楽に囲まれた音楽的に豊かな環境で育ったことを生かし、既存のクラリネットのレパートリーを拡大すべく自身のルーツを表現した作品を精力的に作曲している。近年は音楽活動にとどまらず、写真家・映像作家として自身やアーティストのプロデュース活動も行っている。