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クリストフ・バラーティー
Kristof BARATI
ヴァイオリン
VIOLIN
© Marco Boggreve
2010年第6回パガニーニ・モスクワ国際ヴァイオリンコンクールで第1位に輝く。
2011年3月には、ハンガリー政府より、権威ある「リスト賞」を授与された。
1979年ブダペストで父親はチェリスト、母親はヴァイオリニストという音楽一家のもとに生れる。幼少期の多くをヴェネズエラで過ごし、8歳の時にマラカイボ交響楽団と共演を果たした。
母親とエミール・フリードマンよりヴァイオリンの手解きをカラカスで受けた後、ブダペストのフランツ・リスト音楽院でミクローシュ・セントヘイ、ヴィルモシュ・タートライに師事、研鑽を積む。
1996年ロン・ティボー国際音楽コンクールの際に、ストラディヴァリウス協会のディレクターであるエドワード・ウルフソンに見出され、それ以来、音楽のみならず多面において彼の薫陶を受けている。ウルフソンは、いわゆるロシアヴァイオリンの生粋の伝統を継承する一人で、彼の師であったユーディ・メニューイン、ナタン・ミルシテイン、ヘンリク・シェリングらの教えをバラーティに伝授している。
れまでにシャルル・デュトワ、ウラディーミル・スピヴァコフ、ユーリ・バシュメット、クルト・マズア、ヴァシリー・ペトレンコ、ユーリ・テミルカーノフ、マレク・ヤノフスキ、大植英次らのもと、ハンガリーの全てのオーケストラや室内オーケストラをはじめ、ベルリン放送交響楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー、読売日本交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、メルボルン交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演、コンセルトヘボウ、サル・プレイエル、ベルリンのフィルハーモニーホール、モスクワ音楽院大ホール、サントリーホールなど各国の著名ホールに度々登場し、常に高い評価を獲得している。また、エドワード・ウルフソン主催によるシャン・シュール・マルン城やパリ大学でのマスタークラスに客員講師として招かれ、イダ・ヘンデル、ワディム・レーピン、ナターリア・グートマンらとその名を連ねた。
使用楽器は、ストラディヴァリウス協会貸与による1703年製ストラディヴァリウス レディ・ハームズワース。