小堀勇介(テノール)
Yusuke KOBORI(TENOR)
©T. Tairadate
国立音楽大学声楽専攻ならびに同大学院声楽専修オペラ・コースを首席で修了。新国立劇場オペラ研修所第15期修了。2016年、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員としてイタリアに留学。ロッシーニの世界的権威であるアルベルト・ゼッダ氏のもとで研鑽を積み、ペーザロのアカデミア・ロッシニアーナ2016、ルーネンバーグのロッシーニ・オペラ・アカデミー2016を修了。チロル祝祭歌劇場にて《アルジェのイタリア女》のリンドーロでヨーロッパ・デビュー。帰国後はびわ湖ホール《連隊の娘》トニオを皮切りに、藤原歌劇団公演《チェネレントラ》ドン・ラミーロ、日生劇場公演《愛の妙薬》ネモリーノ、《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵などベルカント・オペラ作品に次々と出演を重ねている。2018年第16回東京音楽コンクール声楽部門第2位、2019年第88回日本音楽コンクール声楽部門第1位など入賞多数。2022年には、東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会 チョン・ミョンフン指揮《ファルスタッフ》フェントンで出演、絶賛された。2023年は日越外交関係樹立50周年記念・新作オペラ・プロジェクト『アニオー姫』荒木宗太郎役に抜擢され、9月にハノイで世界初演、続いて11月に日本初演されその圧倒的な歌唱で聴衆を魅了した。2024年は日生劇場『連隊の娘』トニオ、神戸文化ホール開館50周年記念事業『ファルスタッフ』フェントンなどのオペラ作品や演奏会への出演を予定している。
日本ロッシーニ協会会員。武蔵野音楽大学非常勤講師。