山下裕賀(メゾ・ソプラノ)
Hiroka YAMASHITA
©Yoshinobu Fukaya
東京藝術大学卒業、同大学院修士課程を首席修了。同大学院博士後期課程単位取得。武藤舞奨学金を得て、在学中にウィーンへ短期留学。2023年、第92回日本音楽コンクール声楽部門第1位および聴衆賞、第9回静岡国際オペラコンクール三浦環特別賞を受賞。2024年4月に開催された藤原歌劇団創立90周年記念公演《ラ・チェネレントラ》でタイトルロールを務め、卓越したテクニックと表現力で聴衆を魅了した。6月には山田和樹指揮・英国バーミンガム市交響楽団《蝶々夫人》スズキ、2025年8月には新国立劇場による創作委嘱作品 細川俊夫《ナターシャ》(世界初演)アラトに抜擢されそれぞれ出演を予定している。
これまでに日生劇場《ヘンゼルとグレーテル》ヘンゼル、《カプレーティとモンテッキ》ロメーオ、《セビリアの理髪師》ロジーナ、藤沢市民オペラ《ナブッコ》フェネーナなどで出演。コンサートでは、大野和士指揮・東京都交響楽団によるヤナーチェク「グラゴル・ミサ」、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」をはじめ、ベートーヴェン「第九」、プロコフィエフ「アレクサンダー・ネフスキー」、ヴェルディ「レクイエム」などでソリストを務める。日本声楽アカデミー会員。