東京楽所

Tokyo Gakuso

東京楽所（とうきょうがくそ）　<代表 多 忠輝>
プロデューサー　野原耕二
顧問　岩波　滋

1978年宮内庁式部職楽部のメンバーを主体に創設。有職としての雅楽ではなく、芸術音楽としての雅楽演奏を目的として結成された。累代の楽人に併せて、民間の優秀な雅楽奏者も含めた現在、わが国最大規模であり、高い芸術性を有する雅楽団体である。
また、日本雅楽を継承する優れた楽師の育成の一端を担うことも、東京楽所の目的としている。
　
1978年以来、国内の数多くの雅楽公演に参加、高い評価を得る。
1983年 外務省の招請により文化使節としてヨーロッパ各地で公演
1986年 エジプト・カイロ公演
1987年 米国において日本伝統使節団に参加
2005年 日・ＥＵ市民交流年事業ベルリン、ロンドン大学公演
2008年 日本／ブラジル交流年舞楽法会五都市公演
2009年 井上道義指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢とウイーン 、ブタペスト公演共演
2011年 日独交流年ドイツ国公演ツアーなど世界的な活動を展開
2012年より、東京オペラシティ コンサートホールで「新春の雅楽」「七夕の雅楽」年２回の定期公演を開催
2017年、アジアで初めて開催された「第20回 国際音楽学会東京大会」オープニングコンサート雅楽公演。その模様はクラシカ・ジャパンで初めて雅楽を取り上げ、2018年「新春の雅楽」として放映。
2018年、第11回定期公演からサントリーホールに会場を移し、開催が続けられている。

10数枚のCDを制作出版し、雅楽の普及にも努めている。

宮内庁式部職楽部が伝承する日本雅楽は平成21年、ユネスコ無形文化遺産保護条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載決議がなされ国際的にも認知され、歴史的、芸術的にも世界的価値を有することとなった。