2007年音楽家の家庭に生まれ、4歳半からピアノを学び始めた。難関で知られるモスクワ音楽院附属の中央音楽学校に5歳で入学。著名な教師であるミラ・マルチェンコに師事。ビヤエルモサ・コンクール(メキシコ)をはじめウラル・プロコフィエフ国際コンクール、サフォノフ・ヤングピアニスト国際コンクール、クライネフ国際ピアノコンクール、「アスタナ・ピアノ・パッション」国際ヤングピアニスト・コンクール、若い音楽家のための国際音楽コンクール「くるみ割り人形」などで入賞。2018年には10歳で第2回若いピアニストのための「グランド・ピアノ国際コンクール」でグランプリを獲得した。すでにヨーロッパの著名なコンサートホールで演奏しており、2019年にはベルリンのフィルハーモニー、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ザルツブルク音楽祭に次々とデビュー、各地でスタンディングオベーションを浴び、メディアでも絶賛されている。2020年秋以降にはパンデミックにもかかわらず、トレヴァー・ピノック指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、大野和士指揮バルセロナ交響楽団、トン・コープマン指揮ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、グスターボ・ドゥダメル指揮マーラー室内管弦楽団等と共演。22年もベルリンのブーレーズ・ザール、チューリヒ・トーンハレ、ウィーン・コンツェルトハウス、パリのシャンゼリゼ劇場、サンカルロ劇場、フェニーチェ劇場、グラナダ音楽舞踊祭、ルール・ピアノ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ソルスベルク音楽祭、ラインガウ音楽祭などに招かれ、欧州で毎月3〜5公演にも及ぶ精力的な活動を続ける。