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福田進一
Shin-ichi FUKUDA
ギター
GUITAR
© Takanori Ishii
日本のギター・マエストロとして国際的に認知されている福田進一は、1955年大阪生まれ。
11歳より故 斎藤達也に師事したのち、1977年に21歳でヨーロッパに留学。パリ・エコールノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセ、さらにイタリア・シエナ/キジアナ音楽院にてオスカー・ギリアに師事。両音楽院を卒業後、数々の国際コンクールで優入賞し、高い評価を得た。
1981年第23回パリ国際ギターコンクールでグランプリ優勝。
以後約45年に亘り、世界各地でのソロ・リサイタル、主要オーケストラとの協演、超一流ソリストとの共演を続け、そのボーダーレスな音楽への姿勢は世界中のファンを魅了している。
2018年4月には全米6都市でのソロ・コンサートツアー、各地の音楽大学でのマスタークラスで好評を博した。2019年3月にはモスクワ・チャイコフスキーホールにて、武満徹<虹に向かってパルマ>をロシア初演。9月には作曲家L.ブローウェルと共に台北国際ギターフェスティバルに参加、秋にはスイス・ジュネーヴ音楽院にてリサイタルとマスタークラス。
パンデミック後、2022年より徐々に海外活動を再開。再び台湾、韓国などを訪れ、2024年夏にはチェコのブルノ国際ギターフェスティバルに参加。2025年3月にシカゴ、シアトルにてリサイタルとマスタークラス。さらに秋には上海国際芸術祭への参加が予定されている。
国内では2019年より毎年5月に東京文化会館にてソロリサイタル・シリーズ「新しいスタンダードを求めて」を開始。故 西村朗のパドマ(紅蓮華)など、邦人作曲家による話題作を世界初演している。
2019年11月公開の映画「マチネの終わりに」(監督:西谷弘、主演:福山雅治、原作:平野啓一郎)では、クラシックギター監修を務め、インターネットラジオOTTAVAにて2020年9月から2021年5月にわたって放送されたクラシックギター専門番組「6弦上のアリア」でパーソナリティを務めた。また、ネット配信動画プログラム「福田進一 ザ・ギターレッスン」を開講、好評を得ている。
そのディスコグラフィーは既に110タイトルを超える。さらに、「スカルラッティ・12のソナタ集」、「ヴァイス作品集」、「バッハ二重奏曲集」などの楽譜も現代ギター社から次々と刊行されている。
広島エリザベト音楽大学、上海音楽院(中国)、アリカンテ大学(スペイン)各音大のギター科客員教授。東京、アレッサンドリア、ハインスベルグ、コブレンツ、全米ギター協会など、主要国際ギターコンクールの審査員を歴任。
2007年、平成19年度「外務大臣表彰」受賞。