アンドリス・ポーガ
Andris POGA
指揮
CONDUCTOR
© Jean Philippe Raibaud
「チャイコフスキーの交響曲第4番は、その雄大さ、豊かさが、20世紀の偉大なロシアの指揮者、ムラヴィンスキー、テミルカーノフ、ゲルギエフ、そして偉大なるマエストロ、スヴェトラーノフを彷彿とさせる。限りない才能が満場一致で認められた」(プラスコヴァ・プラスコヴァア /レ・トロワ・クー2010)
アンドリス・ポーガは、ヤーセプス・ヴィートリス・ラトビア音楽院の指揮科を卒業。ラトビア大学で哲学も勉強した。2004年から2005年はウィーン国立音楽大学でウロシュ・ラヨヴィッチに指揮を師事。またマリス・ヤンソンス、小澤征爾、レイフ・セーゲルスタム等のマスタークラスにも参加。
2007年以降、母国のラトビア国立交響楽団からは定期的に招かれ、ベートーヴェン、ブラームス、マーラーの交響曲、ウェーバー、リヒャルト・シュトラウス、ヒンデミット、メシアン、ベルク等、数々のコンサートで指揮。またコンソナンス室内管弦楽団を創立、ラトビア、ドイツ、フィンランド、スペインなどへツアーも行っている。2007年から2010年リガ・プロフェッショナル・シンフォニック・バンドの音楽監督兼首席指揮者を務めた。
2007年ラトビア音楽大賞を受賞、2010年モンペリエのエフゲニー・スヴェトラーノフ国際指揮コンクールで優勝。以来、パリ管弦楽団、ボルドー国立管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、リール国立管弦楽団、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団、ルーアン交響楽団、イスラエル交響楽団、ロシア・ナショナル管弦楽団、サンクトペテルブルグ交響楽団、NHK交響楽団、ラトビア国立歌劇場等へ客演。2013/14年シーズン、パリ管弦楽団とはジョルジュ・プレートル、ミッコ・フランクの代役を務め、ボストン交響楽団とはタングルウッド音楽祭に続き、ショスタコーヴィチ交響曲第15番で定期演奏会にデビュー、大成功を収めた。
2014年10月にはミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のアジアツアーを任され、北京、上海、台北でリヒャルト・シュトラウス・プログラムを指揮、絶賛を博した。 2011年からパリ管弦楽団でパーヴォ・ヤルヴィのアシスタント・コンダクター、2012/13年シーズンからはボストン交響楽団のアシスタント・コンダクターも務めた。2013年秋から母国ラトビア国立交響楽団音楽監督を務めている。2021/22年シーズンよりノルウェーのスタヴァンゲル交響楽団の首席指揮者にも就任。