• ガエタノ・デスピノーサ

    Gaetano D'ESPINOSA

    指揮

    CONDUCTOR

プロフィール

1978年、イタリアのパレルモで生まれ、ピアノ、ヴァイオリン、作曲を学ぶ。1992年ヴィットリオ・ヴェネト、1996年ロヴェレ・ドーロ国際音楽コンクールでともに最高位を獲得し、ヴァイオリニストとしてキャリアをスタート。2003年から2008年まで、ドレスデン国立歌劇場のコンサートマスターを務め、その間、作曲家としても自作のヴァイオリン協奏曲を初演。

ファビオ・ルイージとの出会いをきっかけに、2008年以降は指揮者としての活動に専念し、クレメラータ・バルティカ、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団などに客演しキャリアをスタート。ルイージの推薦で、2010年5月ドレスデン国立歌劇場で「椿姫」、7月ミュージカルアシスタントとして、札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)、さらに2011年4月ジェノヴァ歌劇場にて「道化師」を指揮し、センセーショナルな成功を収める。2011年10月、日本センチュリー交響楽団、群馬交響楽団の定期演奏会で日本のオーケストラと初の共演を果たし、2012年1月にはリヨン歌劇場に代役として招かれ、プッチーニの3部作「ジャンニ・スキッキ、外套、修道女アンジェリカ」を指揮。引き続き、グラーツ歌劇場の「オテロ」、「マリア・ストゥアルダ」、4月には、NHK交響楽団にデビュー。以降、ヴェネツィア・フェニーチェ座管弦楽団、フィレンツェ五月祭管弦楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、トリノRAI交響楽団、ローマ歌劇場というイタリアを代表するオーケストラに一気にデビュー。2013年9月から2017年6月まで、ミラノ・ヴェルディ交響楽団首席客演指揮者を務めた。2014年5月には、NHK交響楽団定期演奏会で、再び高い評価を得る。 その後もヴェネツィア・フェニーチェ座において「椿姫」、「ノルマ」の指揮を務めるなど話題に事欠かない。2016年9月、あいちトリエンナーレの「魔笛」公演で日本でのオペラデビューを飾り、2017年10月には二期会公演「蝶々夫人」でも指揮を執った。

ガエタノ・デスピノーサは、現在注目を集める若手世代の指揮者達のなかでも最も興味深い才能とみなされ、一気に国際舞台における活躍の場を拡げている。

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