ツアー&プロジェクト

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メナヘム・プレスラー(ピアノ)

来日時期:2017年10月
プロフィール
ドイツ、フランス国家から民間人に与えられる最高位の勲章を授与されたメナヘム・プレスラーは、現代を代表するピアニストの一人である。ボザール・トリオの創始メンバーであり、その51年の全歴史を通じてピアニストを務め続けた。ほぼ70年に渡るキャリアを誇り、世界で最も誉れ高く著名な音楽家の一人である。ソロとしても室内楽の演奏家としても傑出した才能を持ち、世界中の主要舞台で活躍。近年ではベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、パリ管弦楽団等へ次々と客演、欧米で話題の中心となっている。
1923年、ドイツのマクデブルク生まれ。ナチスから逃れて1939年に家族と共に移住したイスラエルで音楽教育を受ける。1946年、サン・フランシスコのドビュッシー国際コンクールで優勝し、本格的なキャリアをスタート。続いて名匠ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団でアメリカデビュー、ニューヨーク、ワシントン、クリーヴランド、シカゴ、ピッツバーグ、ロンドン、パリの交響楽団と共演。以来、北アメリカ、ヨーロッパ・ツアーは、ニューヨーク、シカゴ、クリーヴランド、ピッツバーグ、ダラス、サン・フランシスコ、ロンドン、パリ、ブリュッセル、オスロ、ヘルシンキ他、枚挙にいとまがない。
1955年、ダニエル・ギレ、バーナード・グリーンハウスと共にボザール・トリオを結成。長く広く賞賛を浴びた世界屈指の室内アンサンブルであり、ピアノ三重奏曲の人気を大きく高めた功績を持つ。トリオは世界各地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲目をほぼ網羅している。2008年8月21日、ボザール・トリオは1955年にデビューしたタングルウッドで最後の演奏を披露して解散。プレスラーは、ジュリアード、エマーソン、パシフィカ、アメリカン、グァルネリ、クリーヴランド四重奏団とも複数回に渡って協演している。50を超えるボザール・トリオのレコーディングに加え、バッハからベン・ハイムに至る30以上のソロ・アルバムをリリース、ピアノ室内楽のほぼ全曲をフィリップスで録音している。
2000年10月にアメリカ芸術科学アカデミーの会員に選出、イギリスのレコード・オブ・ザ・イヤー賞、グラミー賞ノミネート4回、1997年にボザール・トリオとしてミュージカル・アメリカ誌よりアンサンブル・オブ・ザ・イヤー賞、ドイツ批評家賞など、受賞多数。ヴァン・クライバーン、エリザベート王妃、ナウンバーグといった国際的なコンクールの審査員も務めた。2011年、ICMA国際クラシック音楽賞の生涯功労賞および名誉あるウィグモア・メダルを受賞、2012年6月には、凝った式典でスペインのソフィア女王よりメニューイン賞を授与され、またグラムフォン誌の殿堂入りを果たした。
プレスラーは音楽に人生を捧げており、ツアーもマスタークラスも行っていない時は、ディスティングイッシュド・プロフェッサーの地位にあるインディアナ大学のスタジオにいる。室内楽の第一人者としての威信は非常に高く、ピアノと音楽の知識は膨大にして、楽譜に書かれた音符から美しい音楽を紡ぎ出す聡明さを伴う。