アーティスト

レオニダス・カヴァコス ヴァイオリン

プロフィール

ヴァイオリン ・ 指揮

レオニダス・カヴァコスは、ヴァイオリニストとしての無比のテクニック、豊かな芸術性による完成度の高い演奏で、世界的な賞賛をほしいままにしている。世界有数のオーケストラや指揮者たちと共演を続け、各国を代表するホールにおけるリサイタルや室内楽公演、さらには音楽祭からのオファーは引きも切らない。まさに現代最高のヴァイオリニストと形容するにふさわしい音楽家である。現在ソニー・クラシカルと専属録音契約を締結している。

カヴァコスの人生における重要な指導者として、ステリオス・カファンタリス、ヨーゼフ・ギンゴールド、フェレンツ・ラドスの名前が挙げられる。21歳までに、1985年のシベリウスコンクール、1988年のパガニーニとナウムブルクコンクールという3つの主要なコンクールを制覇。その成功により実現したシベリウスヴァイオリン協奏曲の初版と最終版による録音は、1991年のグラモフォン協奏曲賞を受賞した。

2018-19シーズンは、バイエルン放送交響楽団のレジデンス・アーティストに選ばれ、ソリスト兼指揮者として、ベートーヴェンヴァイオリン協奏曲と交響曲第7番を演奏。マリス・ヤンソンスとはショスタコーヴィッチ、ダニエル・ハーディングとはベルクのヴァイオリン協奏曲をそれぞれ演奏。
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・コンサートヘボウ管弦楽団、ロンドン交響楽団、フィルハーモニー管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団などへの客演も続く。また、広州、杭州、北京、上海での協奏曲やリサイタルを含む中国ツアーも組まれている。

カヴァコスは指揮者としても確固たる評価を築いており、これまでにロンドン交響楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、ヒューストン交響楽団、ベルリンドイツ交響楽団、ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団、フィレンツェ五月祭管弦楽団、ヴェニス・フェニーチェ座管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、デンマーク放送交響楽団などを指揮。今シーズンも、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ブタペスト祝祭管弦楽団、ウィーン交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、ダラス交響楽団から指揮者として招かれている。

2018年6月にソニー・クラシカルと独占録音契約を締結。これは、カヴァコスがかつてメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲やモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全曲をカメラータ・ザルツブルクを自ら指揮して録音したレーベルへの歓迎の復帰を意味する。近年では、ヨーヨー・マとエマニュエル・アックスと共に、ブラームス・トリオのレコーディングをこのレーベルで実現しており、ソニー・クラシカル専属復帰後の最初のプロジェクトは、ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲と七重奏曲で、今シーズン後半にバイエルン放送交響楽団と共に録音される。更に、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲の収録が予定されている。

カヴァコスの広範なディスコグラフィーには、エコー賞の「年間最優秀器楽奏者」に選出されたエンリコ・パーチェとのベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタも含まれ、その後シャイー指揮、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とのブラームス:ヴァイオリン協奏曲、ユジャ・ワンとのブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集へと続いている。2014年、グラモフォン年間最優秀演奏家に選出。これまでにデッカ、BIS、ECMからも録音をリリースしている。

カヴァコスは、2017年に権威あるレオニー・ソニング音楽賞を受賞。
この賞はデンマークで最も名誉ある賞で毎年国際的に認められた音楽家に授与されている。

アテネの音楽家一家で生まれ育ったカヴァコスは、アテネで毎年恒例となるヴァイオリンと室内楽のマスタークラスを開催しており、世界中から集まるヴァイオリニストや室内楽奏者達を魅了すると共に、音楽芸術の伝承に対してのカヴァコスの深い関わりを反映している。その伝承には、今日に至るまで解き明かされることのない、ヴァイオリン芸術と弓の製作に関する大いなる謎への考察が含まれている。

使用楽器は1734年のストラディバリウス「Villemotte」。更にF.Leonhard、S.P.Greiner、E.Haahti、D. Bagué 製作によるモダン・バイオリンを所有している。