アーティスト

アレクサンダー・リープライヒ 指揮

プロフィール

アレクサンダー・リープライヒは、2012年秋にポーランド国立放送交響楽団の首席指揮者および芸術監督として初めてのシーズンを迎えた。外国人指揮者がこの地位に就くのは初めてのことである。高い評価を得たドイツ、イタリア、スイス、チェコ各地でのヨーロッパ・ツアーに引き続き、2014年の秋にはオーケストラの本拠地であるカトヴィツェの新しいフィルハーモニック・ホールのこけら落とし公演を指揮、クリスティアン・ツィメルマンとのブラームス「ピアノ協奏曲第1番」、ベートーヴェン「交響曲第9番」、ルトスラフスキ、ペンデレツキ、グレツキらの作品を演奏。リープライヒはポーランドの音楽に強く惹かれており、オーケストラとAccentusレーベルとの新たな共同作業による5つの録音は、ルトスラフスキやポーランド人作曲家の作品で特徴付けられ、一枚目のルトスラフスキとシマノフスキの作品集は絶賛を博した。2015年5月には、ポーランド国立放送交響楽団に加え、ロシア国立室内合唱団、ロンドン・シンフォニエッタ、アンドラーシュ・シフ、ミクローシュ・ペレーニらがレジデント・アーティストを務めるカトヴィツェ・クルトゥラ・ナトュラ音楽祭を芸術監督として立ち上げた。2018年にはリヒャルト・シュトラウス音楽祭の芸術監督に就任する。

2006年から2016年までミュンヘン室内管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者を務め、2008年にECMからリリースされたハイドンとイサン・ユンをフィーチャーしたCDは高い評価を得た。続いて2009年にドイツ・グラモフォンからヒラリー・ハーン、クリスティーネ・シェーファー、マティアス・ゲルネらをソリストに迎えたバッハ作品集がリリース、2011年にはリリースされたロッシーニの序曲集はフォノ・フォルム誌の月間最優秀録音となった。

アレクサンダー・リープライヒは、ドイツで最も重要な指揮者の一人として多岐にわたる活動を世界中で展開しており、これまでにロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、BBC交響楽団、ベルリン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団などに客演。
今シーズンもチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、サンパウロ州立交響楽団、ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン古楽アカデミー、シュトゥットガルト州立管弦楽団などへのデビュー、客演を予定。

コンサートやオペラ公演だけでなく、革新的なプロジェクトをプロデュースすることでも注目を集めている。2002年にユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団と共に北朝鮮と韓国を訪れ、同地にてブルックナーの交響曲第8番を初演。2011年にはアジアで最大規模かつ最も重要である韓国のトンヨン国際音楽祭(TIMF)の音楽監督にヨーロッパ人として初めて就任、異文化交流を目的とした「イースト・ウェスト・レジデンス・プログラム」を実現させ、韓国にハイナー・ゲッベルス、ウンスク・チン、マルティン・グルービンガー、細川俊夫、ベアート・フラー等の作曲家を招聘した。

ドイツ、レーゲンスブルク生まれ。ミュンヘン音楽演劇大学とザルツブルク・モーツァルテウムにて学び、クラウディオ・アバドとミヒャエル・ギーレン両氏の薫陶を受けた。