アーティスト

藤木大地 声楽

プロフィール

2017年4月、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。

アリベルト・ライマンがウィーン国立歌劇場のために作曲し、2010年に世界初演された「メデア」のヘロルド役(M.ボーダー指揮)での殿堂デビューは、「大きな発見はカウンターテナーの藤木大地だった。あの猛烈なコロラトゥーラを彼のような最上の形で表現できる歌手は多くはない」(Der Neue Merker)、「藤木大地はそのカウンターテナーで、説得力のある印象を残した」(Oper in Wien)、「藤木大地は芯のあるクリーミーな声のクオリティと、眩いばかりの音のスピンの力で、モダンオペラの化身となった。」(Parterre)、「藤木大地は難解なヘロルド役をわがものとしていた」(Salzburger Nachrichten)など、現地メディアからセンセーショナルに絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆からも熱狂的に迎えられただけでなく、日本人カウンターテナーとして史上初めての快挙として、日本国内でも大きな話題となっている。


最近では、16年に東京・春・音楽祭での紀尾井シンフォニエッタ(R.エガー指揮)との共演、Hakuju Hall主催「音楽劇紀行」第一夜および第二夜への出演、兵庫県立芸術文化センターではブリテン「夏の夜の夢」(佐渡裕氏指揮)にオーベロン役で主演、没後20年を迎えた武満徹を特集して行われた第11回Hakuju ギター・フェスタでは、荘村清志氏、福田進一氏との共演により「SONGS」を絶唱し、好評を博した。また、「題名のない音楽会」(テレビ朝日)での「死んだ男の残したものは」の歌唱は、全国的な話題となった。

「第九」アルトソリストとしては、これまでに東京フィル(小林研一郎氏指揮)、日本フィル(藤岡幸夫氏指揮)、新日本フィル(園田隆一郎氏指揮)、仙台フィル(高関健氏指揮)、九州交響楽団(黒岩英臣氏指揮)などと共演している。


17年には第60回NHKニューイヤーオペラコンサートに4年連続出演したほか、大阪フィル(大植英次氏指揮)、名古屋フィル、九州交響楽団(小泉和裕氏指揮)との「カルミナ・ブラーナ」テノールソロでの共演や、各地でのリサイタルなどが予定され、活躍はますますの充実をみせている。また4月には、待望のデビューCD「死んだ男の残したものは」(キングインターナショナル)がリリース。谷川俊太郎氏から「懐かしいリリシズムの新しい目覚め」と評された。

バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで国際的な活動を第一線で展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。

第19回松方ホール音楽賞受賞。第25回青山音楽賞青山賞受賞。

ウィーン国立音楽大学大学院(文化経営学)修了。